中共の「発射ボタン押す寸前」レーダー照射 海外の専門家「戦争始める前の行為に等しい」
12月6日、中国軍の艦載機が2度にわたりレーダーを航空自衛隊の戦闘機に照射した。中国軍機が日本の自衛隊機にレーダー照射を行ったのは初めて。防衛省は緊急記者会見を開き、中国側に強く抗議した。
防衛省は7日の記者会見で、空母「遼寧」から発進した戦闘機が6日に航空自衛隊の戦闘機に対し、2度にわたりレーダーを照射したと発表。1度目は午後4時32分から35分まで、2度目は午後6時37分から7時8分までで、いずれも断続的に照射された。自衛隊機およびパイロットに被害はなかった。
台湾国防部系のシンクタンク「国防安全研究院」の蘇紫雲所長は、大紀元の取材に「中国軍の殲-15がレーダーで日本の戦闘機を照射したことは、軍事的な偶発衝突のリスクを生む非常に不合理で遺憾な行為だ」との見方を示した。
関連記事
内モンゴル自治区フフホト市の商業ビルで発生した大規模火災をめぐり、インターネット上に拡散した映像と当局の発表内容が大きく食い違い、情報隠蔽ではないかとの疑念が広がっている。住民の被害状況は依然明らかになっていない。
中国でまた高校生のいじめ死が発生。「孤児だ」と半年以上侮辱され続けた17歳の少年。遺族は棺を校門に運び「真相を明らかにしてほしい」と訴えている。
いま中国で何が起きているのか。なぜ子どもを守れない社会になってしまったのか。
世界鉄鋼協会は、中国の鉄鋼業で長年の課題である過剰生産が一段と深刻化していると指摘した。背景には、生産削減が地方経済や雇用に打撃を与える構造的問題がある。
中国軍機による航空自衛隊機へのレーダー照射問題をめぐり、中国共産党当局が訓練開始を事前に自衛隊へ通告したと主張し、当時のやりとりとされる音声を公開したことについて、元参院議員の「ヒゲ隊長」こと佐藤正久氏が10日、自身のX(旧ツイッター)で「積極的に正当性をデータで主張すべき」「これは情報戦」との見解を示した
中共当局が訓練の開始を自衛隊に事前通報した際のやりとりを公開したことについて、小泉防衛相は10日「事前に通報されてない」と反論。長時間にわたりレーダー照射を受けるという緊張を強いられる状況で、冷静に任務を遂行した自衛隊パイロットらを「誇りに思う」とも語った