東京にあるソニー本社ビル。(KAZUHIRO NOGI/Getty Images)

日本企業の中国撤退が加速 生産拠点を東南アジア・インドへ分散

日本の大手メーカーが中国での事業縮小や撤退を加速する中、生産拠点を東南アジアやインドなどへ分散する動きが強まっている。背景には中国の経営コスト増加やサプライチェーンリスク、地政学的課題、環境規制の強化がある。公式統計や主要企業の発表でも対中投資の縮小は顕著である。

日本のソニー(Sony)が最近、中国でスマートフォン関連の公式アカウントを閉鎖した。日本の製造業では中国市場向けの複数の事業で縮小の動きが広がっており、生産能力や投資計画の見直しが進んでいる。日本の公式統計によると、中国への新規投資意欲は低下しており、複数の研究機関は「中国で事業拡大を進める日本企業の割合が過去十数年で最低水準にまで下がった」と指摘している。

11月上旬、中国の利用者は「ソニーXperia」のWeChat(微信)公式アカウントが「登録解除」されたことに気づいた。同時に、ソニー中国公式サイトのスマートフォン関連カテゴリも消え、過去の製品を紹介していたページは閲覧できなくなった。Xperiaのソニー公式Weibo(微博)も3月以降は更新が止まっている。

▶ 続きを読む
関連記事
過去の停戦局面を野村證券ストラテジストが検証。日米の株価指数は停戦の3〜4週間前から上昇傾向
30日の金融市場は、株価の急落と急激な円安が同時に進行した。これを受け、財務省の三村淳財務官は就任後初めてとなる強い表現で為替介入の可能性を示唆し、市場を強く牽制した。
積水化学工業と子会社の積水ソーラーフィルムは2026年3月27日、次世代太陽電池として期待されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL(ソラフィル)」の事業開始を正式に発表した。日本国内メーカーによるペロブスカイト太陽電池の発売は今回が初めてだ。
高市総理大臣は3月26日、総理大臣官邸で令和8年第3回経済財政諮問会議を開催した。高市政権は、現在の日本経済が「過度な緊縮志向」と「未来への投資不足」に陥っているとの認識に立ち、国が投資を呼び込む姿勢への転換を打ち出している。
高市総理は来日中のIEAビロル事務局長と会談。緊迫する中東情勢を受けたエネルギー安全保障の重要性や、史上最大規模となる石油備蓄の協調放出、重要鉱物分野での連携強化について意見を交わした