東京にあるソニー本社ビル。(KAZUHIRO NOGI/Getty Images)

日本企業の中国撤退が加速 生産拠点を東南アジア・インドへ分散

日本の大手メーカーが中国での事業縮小や撤退を加速する中、生産拠点を東南アジアやインドなどへ分散する動きが強まっている。背景には中国の経営コスト増加やサプライチェーンリスク、地政学的課題、環境規制の強化がある。公式統計や主要企業の発表でも対中投資の縮小は顕著である。

日本のソニー(Sony)が最近、中国でスマートフォン関連の公式アカウントを閉鎖した。日本の製造業では中国市場向けの複数の事業で縮小の動きが広がっており、生産能力や投資計画の見直しが進んでいる。日本の公式統計によると、中国への新規投資意欲は低下しており、複数の研究機関は「中国で事業拡大を進める日本企業の割合が過去十数年で最低水準にまで下がった」と指摘している。

11月上旬、中国の利用者は「ソニーXperia」のWeChat(微信)公式アカウントが「登録解除」されたことに気づいた。同時に、ソニー中国公式サイトのスマートフォン関連カテゴリも消え、過去の製品を紹介していたページは閲覧できなくなった。Xperiaのソニー公式Weibo(微博)も3月以降は更新が止まっている。

▶ 続きを読む
関連記事
日産自動車は、北京国際モーターショーで、中国市場で開発・生産した新エネルギー車を世界へ輸出する計画を発表した。中国での自動車販売が低迷する中、同社は中国を新型車開発と輸出の拠点と位置づけ、東南アジアや中南米などへの展開を進める方針である
2026年3月の訪日客数は過去最高を更新。中国市場が政治的背景により停滞する一方、台湾や欧米豪がその穴を埋め、特定の国に依存しない自立した市場構造へ転換。日本の観光安保と持続可能性が一段と強化された
片山さつき金融相が、米アンソロピック社が開発した次世代AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミトス)」による金融システムへのサイバー攻撃リスクに対応するため、国内主要銀行の幹部らと会合を開く方針であることが明らかになった。
高市総理は創立80周年を迎えた経済同友会で演説し、先人の叡智に学び日本経済を再建する決意を表明した
日産自動車と部品サプライヤーは、電気自動車用モーター技術を開発し、新型リーフ電気自動車のモーターにおけるレアアース使用量を大幅に削減、中国産レアアース鉱物への依存を低減した。