北海道 退職自衛官や警察官を「ガバメントハンター」に 環境省へ要望
北海道は2025年11月7日、ヒグマの出没が相次ぐ中、環境省に対し、クマの駆除体制の強化を求める緊急要望書を提出した。この要望書には、退職した自衛官や警察官を自治体職員として「ガバメントハンター」として任用するための支援策が盛り込まれている。
近年、北海道ではヒグマの出没が人の生活圏にまで及ぶことが多く、2025年にはすでに2人の犠牲者が出ている。また、2025年10月末までのヒグマに関する通報件数は4800件以上に上り、過去10年間で最多を更新している。こうした状況を受けて、北海道は市長会や町村会と合同で、環境省に緊急要望書を提出した。
要望書の主な内容は、自治体職員としてクマの駆除を担う「ガバメントハンター」の確保と育成、そして駆除にあたったハンターの発砲責任や安全を保障する制度の整備である。特に、退職した自衛官や警察官、狩猟免許を持つ自治体職員を「ガバメントハンター」として再就職させるための財政支援を求めている。
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