中共 WTO交渉で新たな特別待遇を求めない理由とは?
9月23日、中国共産党(中共)の李強首相はニューヨークで開催された第80回国連総会の関連行事に出席し、WTOの現在と今後の交渉において、新たに「特別待遇(SDT)」を求めないと表明した。
この発表は、中国がWTOに加盟してから24年を経た節目となった。長年、アメリカをはじめとする西側諸国は、中国経済の規模がすでに発展途上国の特権に見合わないとして、この特典を放棄するよう求めてきた。中国自身も世界第二の経済大国と自称している。
WTOのオコンジョ=イウェアラ事務局長は、この決定を歓迎し「WTO改革を支持する強いシグナルであり、全加盟国にとってより公平な競争環境の形成に役立つ」と述べた。同氏は5月に「日経アジア」の取材に対し、一部の国は自らを発展途上国と位置付け続け、協定の履行免除や遵守期限の延長といった特典を享受していると指摘していたが、中国を名指ししていなかった。
関連記事
「引退しても逃げられない」 中国共産党政権では近年、退職から18年を経た高官を摘発する事例も出ている。米紙は、習近平の反腐敗運動が汚職摘発から「忠誠心を試す粛清」へ変質していると報じている
中国当局が昆明で米国籍のミャンマー人学者を拘束。米大使館は渡航リスクを連日警告し、恣意的拘束や出国制限、二重国籍不認可による領事支援の制約に注意を呼びかけた
中国共産党の重要会議で「習近平党建思想」を初めて明示。一方で幹部の発言構成や役割分担に「異例」との指摘も。党内の力学変化をめぐり観測が広がっている
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
EUの情報機関は、中国がロシア軍兵士数百人を国内で訓練し、一部がウクライナ侵攻の前線に投入されたと確認した。ドローンや電子戦などが含まれ、EUは15日の外相会議で議題とする見通し