尹建根さん。(スクリーンショット)
中国社会を覆う恐怖と沈黙

ネットで「声なき人々」の声を代弁してきたブロガー 突然失踪し拘束=中国

中国・湖南省株洲市の市民ブロガー、尹建根(いん・けんこん)さんは、ネット上では「筆耕下の陽光」として知られ、十数年にわたり声なき人々の代弁者として書き続けてきた。

その彼、尹建根さんが先月11日に突然姿を消した。行方は不明で、家族や仲間たちは必死に捜索した。やがて陳情民たちの執念による捜索の末、警察関係者の口から居場所が明かされる。そこは、安徽省和県の看守所。尹さんは秘密裏に収監されていたのである。

拘束の理由は、地方政府との債権争いで不当な扱いを受け続けてきた陳情人、陳徳珍(ちん とくちん)さんの冤罪事件を告発する記事を書いたことだった。権力に押しつぶされてきた一人の女性の訴えを世に伝えようとした、その行為こそが「罪」とされたのである。

▶ 続きを読む
関連記事
昨年12月23日から2026年1月5日までの2週間、46の日中路線で計画されていた便のキャンセル率は100%に達している。時事評論家・陳破空氏は、この一連の動きを「人が政治の道具として扱われている典型例」と位置づける。結局、中共は…
中国の不動産市場は低迷が続いており、各都市で住宅価格の下落が止まっていない。富裕層は高額な保険商品や金を購入する動きが広がっている
韓国の李在明大統領が訪中を経て13日に来日。経済修復を狙う訪中では中国の「離間工作」に直面したが、足元では日韓の政府・与党間交流が加速している。奈良での首脳会談を前に、日米韓連携の現在地と課題を展望する
韓国大統領の訪中。北京は韓国を日米韓の枠組みから引き離そうと楔を打ち込むが、北朝鮮問題での無策や技術盗用の懸念が壁となる。経済協力の裏に潜む情報流出のリスクと、揺れる東アジア情勢を分析
高市早苗首相の発言に対して「斬首論」を発信し物議を醸した後、中国共産党(中共)駐大阪総領事の薛剣は、公の場に姿を見せていない。8日、大阪で開催された新春会を欠席し、ここしばらく公の場から遠ざかっている。