スペイン政府は8月29日、スペインの通信大手テレフォニカとの光ファイバーサービス契約を撤回すると発表した。理由は、テレフォニカが依然として中国の通信機器メーカーであるファーウェイの設備を使用しているためである。写真はテレフォニカ本社ビルである。(Javier Soriano/AFP via Getty Images)

ファーウェイ機器利用で スペイン政府が通信会社契約を解除

スペイン政府は8月29日、スペインの通信大手テレフォニカとの光ファイバーサービス契約を撤回すると発表した。理由は、テレフォニカが依然として中国の通信機器メーカーであるファーウェイの設備を使用しているためである。

スペインデジタルトランスフォーメーション省はロイター通信に対し、契約撤回の理由を「デジタル戦略と戦略的自立」と回答したが、詳細は明らかにしていない。

契約規模は総額約1千万ユーロ(約1170万ドル)であり、テレフォニカはスペイン全土に光ファイバー網「RedIRIS」を展開し、研究機関や政府機関、防衛関連施設などに回線を提供する計画であった。

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