軍事パレード前の統制と経済低迷が映す中国
沈黙する街と増えるハンドル 北京タクシー運転手に「政治トーク禁止令」
中国共産党が9月3日に北京で行う軍事パレードを前に、北京市内のタクシー会社が運転手に対し、乗客との政治的な会話を一切禁じる「トーク禁止令」を出していたことが明らかになった。
国家指導者や国際情勢への言及は称賛も含めて禁止され、会話は行き先や天候などに限定されている。
こうした規制は天津など北京周辺の都市にも広がり、運転手には「不審乗客の通報義務」まで課され、かつては政治や世相を語り合った車内も、いまでは監視カメラと録音装置に囲まれた沈黙の空間へと変わった。
関連記事
中国の農村で高齢者の自殺が増え続けている。理由は貧困でも病気でもない。「子どもに迷惑をかけたくない」という思いだった。制度が支えない社会で、老人たちは声を上げることもなく静かに消えていく
中国共産党国防部発表で、中央軍事委副主席・張又俠と参謀長・劉振立が「重大な規律・法律違反疑い」で調査中。1月の高官研修欠席で憶測広がり、独立評論家は軍高官17名拘束を指摘。法学者は習近平政権の軍粛清が党衛軍を脆弱化させると分析
中共国家統計局が12月青年失業率16.5%(4か月連続低下)と発表も、専門家は「農民工除外で実態反映せず」「隠れ失業過多」と指摘。大学卒1222万人超の就職難が深刻化、中国経済悪化の警鐘
中共第20期四中全会向け特別研修班開講式で、中央軍事委副主席張又侠ら高官が欠席。北京市軍関係者の招集、張又侠親族連行の情報も。習近平と張の対立か、軍権再編の兆しと評論家分析
中国で旧正月を前に農民工の賃金未払いが深刻化。天津、貴州、重慶などで抗議相次ぎ、飛び降り事件も。経済低迷と財政逼迫が社会不安を煽る