(左)「タンクマン(戦車男)」のシーンが含まれていた問題の映像。(右)そのタブー映像を誤って転載し、アカウントを削除された中国の愛国系インフルエンサーのウェイボー画面。(スクリーンショット)
「忠誠」も通じない、中国のネット検閲

愛国投稿なのに「削除」? 天安門事件のワンカットが吹き飛ばした200万人アカウント=中国【動画あり】

1989年の天安門事件を象徴する「タンクマン(戦車男)」のシーンが含まれた映像を誤って転載した中国の愛国系インフルエンサーの中国SNSウェイボー(微博)アカウントが、永久凍結されたことがわかった。

問題となったのは、かつて「上帝之鷹」の名で知られ、現在は「忠貞不渝艾吉奧」と名乗っていた影響力の大きいインフルエンサーである。

彼は7月31日、日本・東京で中国人男性2人が襲撃されたとするニュース映像(セルフメディア制作とみられる)を転載。その中に一瞬だけ挿入されていた「タンクマン」のシーンに気づかず、そのまま投稿してしまった。

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