この夏、中国各地で10代から20代前半の若者の失踪が相次いでいる。写真は、SNS上に投稿された情報提供を呼びかける複数の投稿をまとめたもの。(スクリーンショット合成)
「高収入」誘惑の裏に潜む罠

若者が消える夏 詐欺の温床へ しかし捜索サイトは閉鎖される=中国

「子どもたちはどこへ消えたのか。そして誰がその帰り道を閉ざしたのか」――ある母親の悲痛な問い

この夏、中国各地で10代から20代前半の若者が次々と行方不明になっている。7月だけでもSNS上には138件以上の失踪情報が投稿され、その多くが学生だった。「高収入」「海外就職」「無料旅行」などの甘い誘い文句に引き寄せられ、最後の位置情報が雲南省(ミャンマーとの国境)だったという投稿も目立つ。最年少の失踪者はわずか14歳だった。

 

▶ 続きを読む
関連記事
中国の2025年出生数は792万人で過去最低、総人口は339万人減の14億489万人。高齢者(60歳以上)は3億2300万人超。出産奨励策も効果薄く、シルバー経済推進も高齢者の低年金で実現困難
北京の病院前で、「補助はありますか」と小さく尋ねる失業者たち。違法と知りながら自分の血で生活をつなぐ現実、なぜここまで追い込まれるのか
北京の「国家信訪局」に並ぶ人々。 最後の望みをかけて上京しても、途中で連れ戻される現実。 「見えない、聞こえない指導者が国を壊した」 寒空の下で上がった声が、いまの中国社会の重さを物語っている
米シンクタンクCSISの報告書は、中共軍の高級将校101人が2022~26年に粛清されたと指摘。中央軍委副主席ら中枢幹部失脚、ロケット軍被害最大。習近平の忠誠確保策が軍の指揮体系と戦備に深刻な影響
中国で35歳以下の失踪者が11日間で136人に達した。最年少は8歳。なぜ若者や子どもばかりが消えるのか。説明なき現実が、臓器狩りへの疑念を再び強めている。