路上販売は「格落ち」ではなく「生存戦略」 経済失速が高級業界を直撃
五つ星ホテルが路上販売に参入 「メンツより生き残り」=中国
中国経済の失速が高級ホテル業界にも影を落としている。河南省鄭州市にある五つ星ホテル「永和鉑爵国際酒店」が、ホテル前の歩道で屋台を開き、豚足やピーナッツなどの食品を販売していたことがSNSで話題となり、7月6日のSNSでトレンド入りした。
中国メディアが配信した動画によると、同ホテルは午後5時に屋台を開店し、37分後には商品が完売。シェフ自らが通行人に声をかけて接客し、1パック15元(約300円)のピーナッツや、1個48元(約千円)の豚足が次々と売れていった。来店した市民の一人は「ちょっと見て高ければ即帰ろうと思っていたが、意外と安くて驚いた」と話していた。
同ホテルの責任者は「五つ星ホテルが屋台を出して格が落ちた、という声もあるが、今は生き残ることが最優先。外からどう見られるかを気にする余裕などない」と語る。
関連記事
北京の病院前で、「補助はありますか」と小さく尋ねる失業者たち。違法と知りながら自分の血で生活をつなぐ現実、なぜここまで追い込まれるのか
北京の「国家信訪局」に並ぶ人々。
最後の望みをかけて上京しても、途中で連れ戻される現実。
「見えない、聞こえない指導者が国を壊した」
寒空の下で上がった声が、いまの中国社会の重さを物語っている
米シンクタンクCSISの報告書は、中共軍の高級将校101人が2022~26年に粛清されたと指摘。中央軍委副主席ら中枢幹部失脚、ロケット軍被害最大。習近平の忠誠確保策が軍の指揮体系と戦備に深刻な影響
中国で35歳以下の失踪者が11日間で136人に達した。最年少は8歳。なぜ若者や子どもばかりが消えるのか。説明なき現実が、臓器狩りへの疑念を再び強めている。
今年の中国旧正月、市場は閑散。収入安定層さえ財布の紐を固く締め、買い控えが鮮明に。お金があってもなくても消費せず、経済不安が庶民を直撃。北京や地方で同様の冷え込み