ペートンタルン首相は、カンボジアとの外交的対立に関連した行動をめぐり、同裁判所が調査を開始したことにより、一時的に職務を停止される(LILLIAN SUWANRUMPHA/AFP via Getty Images)

タイ憲法裁 ペートンタン首相に職務停止命令

タイの憲法裁判所は7月1日、与党「タイ貢献党」のペートンタン・シナワトラ首相に対し、職務の一時停止を命じた。これは、外交上不適切とされる電話協議の発言を理由に、失職を求める訴訟が提起されたことを受けた判断である。

裁判所は同日、上院議員36人が首相の解職を求めた申し立てを受理し、審理期間中の権限行使が適切でないと判断。9人の判事のうち7人が賛成し、職務停止が決定された。これによりペートンタン氏は、今後15日以内に反論を提出する必要がある。

ペートンタン氏は、カンボジアのフン・セン前首相との電話協議中、タイ軍に対して否定的な発言を行ったとされており、これが憲法に定められた倫理規定に反すると判断された。政府関係者によれば、問題となった発言は録音され外部に流出していたという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国海警船がスカボロー礁付近でフィリピン公船に放水。人道支援任務中の船に対する行為にフィリピンは抗議し、中国は「合法」と主張。ASEAN会議と重なり緊張が一層高まっている
国連機関は7月16日、ミャンマーのロヒンギャ難民を乗せた船2隻がベンガル湾で転覆したとの報告があり、500人以上が死亡した恐れがあると声明で明らかにした。
ベトナムの対米黒字と対中赤字が同規模となり、中国製品の迂回輸出構造が浮上。米国の301条調査と取締強化を受け、中国資本の対越投資やサプライチェーンに変化が広がっている
比中仲裁判断から10年。日本や同志国が「法の支配」を訴える裏で、赤龍・中国共産党は国際法を嘲笑い、軍事化を強行している。法律を「支配の道具」と見なす彼らの本性と、人類壊滅を狙う驚愕の陰謀を暴く
中国資本企業による越境環境汚染にタイで怒りが噴出。最近、市民らは首都バンコクにある中国大使館前で習近平のマスクを着け、「ここはタイであり、北京ではない」と抗議活動を行った