神奈川県鎌倉市で水道管破裂 断水は復旧も飲み水利用に制限 応急給水所の設置続く
神奈川県鎌倉市で28日未明、大規模な水道管の破裂事故が発生し、市内の広い範囲で断水が起きた。事故は午前2時ごろ、鎌倉市浄明寺2丁目付近で水道管の継ぎ手が外れたことが原因とされ、約1万戸が断水の影響を受けた。現場周辺の道路は最大で40センチ程度冠水し、交通規制も実施されたが、午前5時ごろには水は引いた。
神奈川県企業庁鎌倉水道営業所によると、復旧工事は同日午後1時ごろに完了した。しかし、その後も水道管の洗浄作業が続けられており、午後6時ごろまで消火栓などから濁り水を排出する作業が行われている。これにより、水道水に濁りが生じる可能性が高く、濁りがひどい場合には飲料水としての使用を控えるよう呼びかけている。
水道管の破損原因は、継ぎ手部分のボルトの腐食とされている。事故発生直後から、鎌倉霊園や市内の小中学校、市役所など10カ所で応急給水が行われている。
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