銀座、三越デパート(大紀元撮影)

デパート売上 4か月連続で前年同月割れ 免税品は約40%減

全国のデパート売り上げが、4か月連続で前年同月を下回った。日本百貨店協会が2025年6月24日に発表した5月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比7.0%減の4356億円となった。減少幅は前月の4.5%減から拡大している。

特に、外国人観光客向けの免税品売上が大きく落ち込んだ。5月の免税品売上高は425億円で、前年同月比40.8%減となり、3か月連続のマイナスとなった。免税品の購買客数も前年同月比5.4%減の53万6000人となり、38か月ぶりにマイナスへ転じた。

免税売上の減少について、百貨店業界ではいくつかの要因を挙げている。昨年5月の免税品売上が単月として過去最高だったことによる反動減が大きいほか、円高の進行で高額品の購買意欲が低下したこと、訪日客の買い物スタイルが多様化し、百貨店以外での消費が増えていることなどが指摘されている。

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