問題の集合住宅。(スクリーンショット)
建物の天井やベランダからコンクリート片落下

隣の工事で団地住宅10棟359戸に亀裂 中国 

今年4月以降、海南省海口市にある住宅団地(「椰海新城」)で、建物の壁面や構造部に深刻な亀裂が相次いで確認された。

被害はすでに10棟359戸に及び、ベランダや天井からコンクリート片などの落下事故が絶えず報告され、建物の安全性に対する不安が急速に広がっている。

亀裂の原因として、すぐ隣で進めている大規模な都市再開発工事が指摘され、この工事は中国国有の中鉄建設グループの子会社が担当している。大型重機による地盤掘削や杭打ち作業の振動が、住宅の基礎に悪影響を与えている可能性が高い。住民たちは「即刻工事を中止し、原因の調査と被害補償を明確にせよ」と訴え、SNSでも共感と怒りの声が続々と投稿された。

▶ 続きを読む
関連記事
黒タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
中国SNS「ウェイボー(微博)」で異例の凍結ラッシュ。「于朦朧事件」に触れた人は次々と凍結され、利用者の怒りが高まっている。