米国の鉄鋼製品などへの関税措置に「遺憾」を表明=加藤財務相
主要7か国(G7)の財務相会議が日本時間の3月17日午後8時から1時間20分ほどオンライン形式で開催され、日本から出席した加藤勝信財務大臣は、アメリカが鉄鋼やアルミニウム製品に対して追加関税を課したことについて「遺憾だ」との立場を明確にした。
今回の会議は、カナダが議長国を務める中で新政権の発足を受けて行われたもので、各国の財務大臣が世界経済の現状や課題について意見交換を行った。会議後、加藤大臣は記者団に対し、日本としてアメリカの関税政策について国際ルールに基づく予見可能性が重要であると主張したことを明らかにした。
加藤氏は、「我が国に対しても鉄鋼・アルミニウム製品への追加関税が開始されたことは遺憾である」と述べるとともに、「自動車を含むアメリカの関税措置について、今後日本としてもアメリカとしっかり協議していく」と強調した。また、関税政策は国際的なルールに従いながら実施されるべきだとの考えを示し、G7各国が一致団結して国際経済システムの改善に取り組む必要性を訴えた。
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