インド太平洋諸国は、自国の船舶、航空機、領土に対する中国の侵略に対抗する責任の大部分を担う必要がある。
インド太平洋諸国 中国の脅威に対抗するため防衛費増額
南シナ海および周辺海域における中国政府の一層攻撃的な行動は、中国の圧力を受ける国々が、国防費をGDP比3.4%前後のアメリカと同等の水準に引き上げる必要があることを強く示している。
最近、米海軍とフィリピン軍は、南シナ海で二国間の海洋協力活動を実施した。アメリカ側は、米海軍カール・ビンソン空母打撃群が参加し、支援艦として タイコンデロガ級巡洋艦とアーレイ・バーク級駆逐艦が同行した。フィリピン側は小型の水上戦闘艦2隻を派遣。公表された情報によれば、演習は順調に進んだと言う。
中国によるフィリピンへの挑発行為は1999年に始まった。フィリピンは、中国が不法に領有権を主張するセカンド・トーマス礁の領有権を維持するため、意図的に艦船を配備し、座礁させた。しかし、中国は2023年以降、海軍、沿岸警備隊、海上民兵の艦船を動員し、フィリピンの規模の小さい海軍・沿岸警備隊のみならず、商業船や漁船に対しても威嚇・攻撃を強化した。その目的は、威嚇し、損害を引き起こし、さらには乗組員の負傷をもたらすことだ。
関連記事
国家は永遠ではなくとも、先人から受け継いだ伝統文化や祈りを次代へ手渡す責務は残る。東西の古典や思想を手がかりに、国家崇拝や排外主義に陥らない健全な祖国愛のあり方と、私たちが果たすべき務めを静かに問い直す論考
米中首脳の公式晩餐会には米国の著名経営者が出席した一方、公表名簿に中国企業の経営者は見当たらなかった。筆者は米中対立や党の統制、経営者を取り巻くリスクから、その背景を読み解く
米中首脳会談後、双方が公表した文書には関税やAIを巡る説明に違いが残った。米側だけが記した事項もあり、台湾問題については双方とも言及していない
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
トランプ大統領が習近平を空港で出迎えた異例の対応。厚遇の一方、米軍基地では軍用機も並んだ。交渉の場づくりから国力の誇示、過去の歓迎への返礼まで、その狙いを五つの側面から読み解く