三井住友銀行(shutterstock)

普通預金金利0.2%に 日銀利上げ受け

日銀は24日、金融政策決定会合で短期金利(無担保コール翌日物金利)を0.5%に引き上げると決定。これを受け、みずほ銀行と三菱UFJ銀行は3月3日から、三井住友銀行は3月17日から、現在の0.01%から0.2%への金利引き上げを実施すると発表した。

また、住宅ローンやその他のローン金利も上昇する見通しだ。三菱UFJと、三井住友は変動型金利の指標となる短期プライムレートを年1.625%から1.875%に引き上げる。新規の住宅ローン借り入れ分は4月以降、既存利用者については6月の返済分から順次、新たな基準金利が適用される。

預金金利引き上げは預金者にとってプラス要因である一方、住宅ローン金利の上昇は家計の負担を増加させる可能性がある。特に、変動金利型ローンの利用者は返済額が増加する恐れがあるため、早期の繰り上げ返済や固定金利型への切り替えを検討する動きが広がる可能性がある。

▶ 続きを読む
関連記事
新潟県の花角知事が高市総理、赤澤経産相と面会し、柏崎刈羽原発の再稼働を了解。原子力防災や東電の信頼回復など「7項目」の要望を提示。地元同意という節目を迎え、安全確保を前提とした手続きが本格化する
金の小売価格は1グラム=2万5015円と史上最高値を更新した。国際市場でも金・銀・プラチナがそろって過去最高値を記録。世界的な債務拡大や工業需要の増加を背景に、金価格は将来的に1オンス=6千ドルに達するとの見方も出ている
政府は23日「大規模太陽光発電事業(メガソーラー)に関する対策パッケージ」を決定。不適切事業へ法的規制強化、地上設置型への支援廃止を検討し、ペロブスカイト太陽電池などの地域共生型へ支援を重点化する
高市総理は年末エコノミスト懇親会で、緊縮を脱し**「責任ある積極財政」**で国力を強化する決意を表明。投資促進税制や量子・宇宙等の技術支援を通じ、経済成長と賃上げの好循環による税収増を目指す方針を語った
中国共産党の日本への渡航自粛呼びかけで、打撃受ける中国系企業はどこか