中国の11月資本流出 過去最高に
中共(中国共産党)の公式データによると、今年11月に中国の資本市場から流出した資金は457億ドル(約7兆1661億円)に達し、歴史的な新記録を達成した。分析者は、トランプ氏の関税政策が中国からの資金逃避を加速させたと考えている。
中国の外貨管理局のデータによれば、11月の中国の跨国投資(海外の資産や企業に投資する投資手法)の収入は1889億ドル、支払い総額は2346億ドルで、457億ドルの逆差はこの項目における史上最大の単月赤字だ。
この巨額の赤字は、10月の258億ドルの資金流出からさらに拡大しており、投資家の中国市場に対する信頼が著しく低下していることを示している。
関連記事
中国の10月の大型連休で、各地で数時間の充電待ちが発生し、最長7時間待った例も。充電器の増設が進む一方、需要の集中や設備投資の偏り、業界の過当競争など構造的な問題が浮上
中国経済は「日本化」に向かうのか、それとも「ソ連化」に向かうのか。近年、両説にはそれぞれ支持者がいたが、今、新たに第3の可能性として「ソ連式日本化」が浮上している
中国の2026年第3四半期GDP成長率は4.4%と予測され、年間目標の下限を下回る見通しだ。半導体やAIが伸びる一方、内需や不動産は低迷。IMFは資本配分の偏りが生産性の伸びを抑えていると指摘
中国共産党の機関紙が10日連続で中国経済に関する署名記事を掲載した。内需や消費の弱さを認める一方、分析では「9・29」景気刺激策の効果は限定的で、短期的な大規模追加策の可能性も低いとの見方が出ている
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫