客で大混雑する中国のショッピングモールや景勝地。(動画よりスクリーンショット)
人々が財布のひもを緩めないのは「将来に希望持てないから」

金欠中国 専門家が指摘する「身近の異常現象」

去る今年の11月11日は、「史上最長にして最悪」のダブル11(独身の日)といわれている。

「大セールだろうが私には関係ない、だって何も買うお金がない」といった声がネットにあふれており、「自分の身近にもいくつもの異常現象が現れている」と専門家が指摘している。

「今年は史上最悪ダブル11であり、どこのECプラットフォームにもほとんどアクセスがなかった」と評すのは中国の金融専門家である臧其超(ぞう・きちょう)氏だ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した
日本人学校を標的とした暴力的なメッセージは、最近の攻撃と国家主義的な言説の高まりを受けて、日本政府が国民に警戒を呼びかけている