事故現場の様子と死傷者リスト。(ネットより)
事故は「情報封鎖」中

中国の景勝地で小型客船「転覆」 死傷者多数

3日、浙江省舟山市の景勝地で、小型客船が転覆する事故が起きた。しかし、中共当局は情報封鎖を行っており、中国SNSに流れていた関連情報は検閲に遭い、官製メディアによる事故の報道までもが、後で削除されていることがわかった。

転覆した船の周囲の水に浮かぶ数十人の乗客を、助け起こす小型の救助船の姿を捉えた複数の動画や死傷者リストは、海外SNSにも流れており、ネット情報では、60数人が乗った小型客船はカニの捕獲船と衝突して転覆し、1人が死亡し、8人が行方不明。

今は削除されたが、官製メディア「紅星新聞」が伝えた事故報道よれば、事故発生地は有名な観光地の「衢山島」だ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した
日本人学校を標的とした暴力的なメッセージは、最近の攻撃と国家主義的な言説の高まりを受けて、日本政府が国民に警戒を呼びかけている