(PATRICK LIN/AFP via Getty Images)
機会を捉えて火事場泥棒のように行動する企業?

中国共産党の金融刺激策発表後 A株市場で大株主が相次いで売却

9月24日、中国経済の低迷を背景に、中国共産党は新たな金融刺激策と不動産市場支援措置を発表し、A株市場は短期的に上昇に転じた。しかし、このポジティブな動きにも関わらず、多数の大株主や企業幹部が株を売却する事態が相次いだ。

金融科技情報サービス「鈦媒體」によると、政策発表後に新たな資金が市場に流入し、A株市場は強い反発を示した。

株価が上昇すると、多くの上場企業が株の売却を発表した。9月25日以降、50社以上の上場企業が、支配株主(企業の経営に対して重要な影響を持つ株主)や実際の支配者、または5%以上の大株主や企業の幹部による売却計画を公表している。その中には、株価が急騰する中で売却を完了した大株主もいる。

▶ 続きを読む
関連記事
フォーチュン中国500強で国有企業の支配力が一段と拡大。不動産大手は順位急落・脱落が相次ぎ、中国経済の構造転換とAI偏重戦略の実態が浮かぶ
中国の土地収入が前年同期比3割超減と急減。印紙税は倍増するも穴埋めには程遠く、地方財政は深刻な資金不足に直面。中央集中も進み、インフラ停滞や統計不信が拡大している
2026年上半期、中国のGDPは4.7%増えた一方、小売売上高は1.3%増にとどまった。都市部の消費低迷、住宅ローンの純減、預金の資産運用への流出、約1億人に及ぶ債務問題から、中国経済の実態を読み解く
スポーツ用品大手ナイキは、中国市場での販売不振を受け、来年1月から中国の数千のオンライン販売業者による商品販売を停止する方針だ。販売を実店舗と公式オンライン販路に集約し、ブランドイメージの改善と価格管理の強化を図る
2026年上半期、中国の上場不動産企業の約7割が赤字見通し。時価総額はピーク比66%減、投資・販売も低迷し、業界の回復時期は不透明なままだ。