2009年、新疆ウイグル自治区ウルムチで、中国軍兵士が横切るのを見つめる少年(Guang Niu/Getty Images)

村名を大規模変更 中国共産党のウイグル文化消滅政策

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)とノルウェーの「ウイグル支援団体」は、中国共産党(中共)が新疆地区でウイグル族の民族文化を計画的に排除していると、6月18日に共同で行った調査結果を公表した。

この報告書によると、2009~23年の間に、約3600個のウイグル族の村名が中共によって変更されている。その中で、630個の村は宗教、歴史、文化に関連する名前が中共のイデオロギーに沿った名称に変更された。

例えば、「アクメキット」という村は「白いモスク」という意味だが、2018年に「団結村」という名前に変更された。また、「ドゥタール」という名前の村は、ウイグル族の楽器を表す言葉だが、2022年に「紅旗村」という名前に変更されている。

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