イギリスのリシ・スナク首相は法輪功学習者の長年の活動をたたえた (Photo by GINTS IVUSKANS/AFP via Getty Images)

英国の対中政策 主要政党の選挙公約を巡る論争

イギリスの主要政党は今週、選挙公約を発表し、中国に対する立場を明らかにした。中国は世界第2位の経済大国でありながら、近年、自由民主国家に対する最も敵対的な国の一つと見なされている。以下は、主要政党の対中政策とその公約である。

保守党は過去14年間の政権運営で最も厳しい対中政策を展開してきた。かつての「黄金時代」は終わりを告げ、近年は急速に関係が悪化している。首相のリシ・スナク氏は2022年に「黄金時代」が終わったと宣言し、イギリスは「粘り強いプラグマティズム(実用主義)」で中国に対処すると表明した。

保守党は、中国のファーウェイ(華為)をイギリス5Gネットワークから排除し、スパイ活動や影響力行使、サプライチェーン、企業買収に関する法律を強化し、孔子学院への政府資金提供を終了した。しかし、批評家は、政府の対中戦略が一貫性に欠け、国家安全保障と人権制裁の分野で行動が遅いと指摘している。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ政権によるホルムズ海峡封鎖とイラン戦争の行方を、軍事・経済・地政学の視点から鋭く分析。欧州の凋落、中国の台湾への警戒、そして「ポスト海峡時代」を見据えた湾岸諸国の戦略から、世界の真の新秩序を読み解く
米国の規制当局が国家安全保障上の懸念を示し、中国半導体メーカーによるオランダ企業の買収計画が頓挫した。米政府は、取引に解消できないリスクがあると判断し、取り下げを求めた
ドイツの男性が赤十字社への寄付品を追跡した結果、寄付した靴が海外の中古店に売却されたことに気づいた
国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は、ヨーロッパの航空燃料在庫について「あと6週間分程度しか残っていないとみられる」と述べた
スペイン首相が最近訪中し、複数の国際問題で主導的役割果たすよう要請。一方で、経済狙いの対中接近が透けるとの見方が上がっている。スペインをめぐっては、トランプ政権との距離感の広がりも指摘されている