スペインで欧州最大規模の偽硬貨製造拠点が摘発(ユーロポール)

欧州最大の偽造硬貨製造工場…スペインで摘発 中国人グループが関与

スペイン国家警察は24日、トレド県で偽2ユーロ硬貨製造工場を摘発したと発表した。この工場は主に中国人グループが運営しており、スペイン国内で約10万枚、欧州全体で約40万枚の偽硬貨を流通させていた。過去10年で欧州最大規模の通貨偽造の犯罪だという。

捜査はユーロポール(欧州刑事警察機構)とカタルーニャ州警察との共同で2018年から始まり、スペイン中部を中心に調査が行われた。同年から2021年の間に実施された一連の警察の捜索では、似た特徴を持つ偽硬貨が押収され、単一の犯行グループの存在が示唆された。

偽硬貨の製造技術は洗練されており、本物の硬貨とほぼ見分けがつかないほどの高品質だった。偽硬貨は主にゲームセンターやカジノの硬貨式機械で使用された。犯行グループは製造拠点を頻繁に移動させ、金属製の硬貨はほとんど追跡が不可能なため、捜査は困難を極めた。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州の化学産業が過去30年で最大の生存危機に。高エネルギーコストや中国製安価品の流入を受け、フランスやドイツなどEU主要国が異例の「セーフガード(緊急輸入制限措置)」発動に向けて動き出した
ドイツ検察当局が、ナチス政権下で迫害されたユダヤ人の子孫を装い、ドイツ国籍を不正取得した疑いで32人を捜査。少なくとも28人が中国籍で、偽造書類や架空の血縁関係が使われたという
欧州金属協会がEU本部前に棺を並べ、中国製部品の安値流入への対策強化を要求。欧州製造業の空洞化や雇用喪失への懸念が高まる中、EUの対中貿易措置の行方に注目があつまる
ベルギー検察は、半導体メーカーBelGaNの元幹部をスパイ活動の疑いで拘束した。窒化ガリウム半導体の知的財産や営業秘密が中国企業に流出した可能性を捜査
EUはグリーンランドに2億ユーロを投資すると発表した。通信、クリーンエネルギー、重要鉱物を重点分野とし、北極圏で存在感を強める中国共産党とロシアへの警戒も背景にある