失業や賃金カット、あるいは給料自体もらえていない人も多いなか「とても新年を祝う気分にはなれない」と嘆く人も少なくない。(NTD新唐人テレビの報道番組より)

新年になっても、庶民は「ひたすら節約」 低消費で農産物も売れない=中国

いま中国では、経済低迷のあおりを受けて失業や賃金カット、あるいは給料自体もらえていない人も多い。そのため「とても新年を祝う気分にはなれない」と嘆く人も少なくない。

今年は2月10日が旧暦元旦であった。中国人にとって大切な旧正月を迎えたものの、富裕層ならともかく、中国の庶民は「節約、節約」の毎日。とにかく低消費の鎧(よろい)で身を固めて、なんとか日々を生き延びようとしている。

そのため、本来は基本的な食料品である野菜や穀物などの農産物ですら売れ行きが鈍り、農民は大きな損失を被っているという。

▶ 続きを読む
関連記事
米国駐武漢総領事館が年収8万元超の清掃員を募集し、中国SNSで大きな話題に。小卒以上・英語初級で応募可能な明確条件は、中国企業の低賃金・不透明求人と対照的で、外資と内資の待遇格差への不満も噴出している
中国のブロガーによれば、7月末以降に行方不明者を探す動画が全国で299本投稿され、行方不明者は各地で出ているという。主な対象は10代や20代から30代前半の若者で、大半が男性だという。
日系企業に「ありがとう」と感謝を伝え、補償金額を語っただけで動画が削除された。理由は「ぜいたく自慢」。中国では、報われた話そのものが許されないのか。
中国でフードデリバリー配達員が数百人規模で抗議。警察が介入し強制排除。年末の中国に漂う不穏な空気が、現場からにじみ出ている。
今年も中国でサンタが捕まった。ツリーは並ぶのに、サンタは捕まる。そして派出所はサンタでいっぱい。OKとNGが分かれる、中国のクリスマス事情