パキスタン総選挙、投票始まる 暴力多発で携帯電話の使用停止
[イスラマバード 8日 ロイター] – パキスタンは8日、総選挙の投票開始に合わせて全国で携帯電話サービスを一時停止し、イランとアフガニスタンとの国境を閉鎖した。各地で過激派による暴力事件が急増しており、治安維持に取り組む。
全国の投票所には数千人の兵士が配置された。
情報当局筋によると、警備が強化されたにもかかわらず北西部のタンク郡で武装集団が治安部隊の車両に発砲し、1人が死亡した。
バロチスタン州のケチ地区では手投げ弾による攻撃が報告されたが、死傷者が出ず投票に影響は出なかった。地元当局者がロイターに語った。
投票は午後5時(日本時間午後9時)に締め切られ、数時間後には非公式の1回目の投票結果が発表される見込み。
カーン元首相が率いる野党「パキスタン正義運動」(PTI)と、これまで3回にわたり首相を務めたシャリフ元首相の与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」(PML―N)の対決が焦点となる見込み。
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