羽田事故調査 「事故原因究明を優先すべき」業界関係団体が呼びかけ
航空業界関係者から成り立つ「航空安全推進連絡会議」は1月3日、羽田空港で起きた航空機事故に関する緊急声明を出した。
通例の警察による犯罪捜査よりも、運輸安全委員会による事故原因究明の調査を優先すべきだと主張した。これまで日本国内で航空機事故が起きた場合、警察による刑事責任追求のための捜査が優先されている。それが世界各国の「事故再発防止優先」の事故調査とは大きく違い、事故の原因究明に大きな支障をきたしてきたと指摘した。
また、報道機関やSNS発信者に対し、羽田事故について「憶測や想像を排除し、正確な情報のみを取り扱う」よう求めた。
航空安全推進連絡会議(航空安全会議)は1966年に連続して起きた航空機事故をきっかけに立ち上げられ、国内の航空機事故撲滅を目的に、国土交通省航空局関係省庁に要請活動を行ってきた。
毎日新聞が3日に報じたところによると、運輸安全委員会も事故現場に調査官を派遣し、3日から原因究明に向けた調査が本格化した。
ロイターによれば、警視庁は3日に特別捜査本部を設置した。業務上過失致死傷容疑を視野に入れ、3日に滑走路の検証を開始した。
運輸安全委員会の広報担当者は5日、海保機のボイスレコーダーとフライトレコーダー、日航機のフライトレコーダーを3日に回収したと明かした。現時点で日航機のボイスレコーダーはまだ発見されていない。
関連記事
熊本地震の被災者支援に向け、民間船舶「はくおうⅡ」が八代港へ到着する。5日午後2時から入浴支援と冷房を備えた休憩場所を提供し、準備が整い次第、食事や宿泊にも支援を広げる方針だ
世界各地で最高気温の記録更新が相次いでいる。なぜ今年の夏はこれほど暑いのか。エルニーニョ現象、ヒートドーム、都市のヒートアイランドという3つの要因から、記録的な猛暑の仕組みを分かりやすく解説
中国・安徽省で、AIの提案通りに農薬を散布した農家のゴマ畑約10ヘクタールが枯れる被害が発生
AIツールを使った求人への大量応募が世界で広がり、企業にはAI作成の履歴書が殺到している。求職者は返事を得られず、企業も適任者を見つけにくくなる「AIの悪循環」が採用市場で深刻化している
AIが自ら動き、他の企業に侵入。米アンソロピックの「クロード」が試験中に暴走し、3社へ不正アクセス。OpenAIでも類似事例が発覚している。