EU ウクライナへの550億ユーロの支援計画を拒否
EUは12月14日、ハンガリーの首相の反対により、ウクライナへの550億ユーロ(約8兆円)の支援計画を否決したが、ロシアとウクライナの戦争が続く中、ウクライナとのEU加盟交渉を開始することには同意した。
ブリュッセルでのサミットでは、ハンガリーのオルバン・ビクトル首相が、ウクライナに財政支援を提供するためにEUの予算を変更することに反対を表明した。オルバン首相は、ウクライナがEUの一部ではないため、EUの予算からこれほど多額の資金を受け取るべきではないと指摘した。しかし、オルバン首相の反対は、EUの他の優先事項に対する資金提供、特に移民管理への資金提供にも影響を及ぼしている。
EU理事会のミシェル議長は、EU27か国の首脳がウクライナへの550億ユーロの支援やEUの予算の再交渉について合意に達することができなかったため、ウクライナへの支援を否決することを発表した。
関連記事
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
EUが対中貿易の見直しへ。中国製品の大量流入と貿易赤字の拡大を受け、欧州委員会は「持続不可能」との認識を示し、産業保護策の強化を検討している
英国や欧州各国の電子パスポートに使われる中核部品を供給する仏企業が、米国の輸出規制対象となった中国資本と関係していることが分かった。英政界や専門家の間では、偽造リスクや供給網の安全性を懸念する声が出ている
ノルウェーで「国内で最も美しく、最も高価な公衆トイレ」として知られる建築作品が、中国共産党によるスパイ活動への利用が懸念されるとして、当局により閉鎖された。