2016年に設立されたグラフコアは、AIソフトウェアを支援するチップセミコンダクタの設計に特化している。近年、市場はエヌビディア製品に対する高い需要に対応するための代替企業を求めており、グラフコアはテクノロジー業界のベンチャーキャピタルから注目を集めていた。写真はイメージ画像 (Photo credit should read Feature China/Future Publishing via Getty Images)

英国のAIチップメーカー・グラフコア、米国の輸出規制を受け中国市場から撤退

英国のAIチップメーカーである「グラフコア(Graphcore)」は、最近米国が導入した輸出規制のため、高度な技術製品の中国での販売に制限がかかり、中国市場から撤退し、中国における従業員の大部分を解雇することを決定した。

グラフコアのスポークスパーソンは電子メールで、米国の輸出規制が同社の中国へのAI高性能チップおよび関連ビジネスの輸出に影響を及ぼすため、「中国での業務を大幅に縮小する」と述べた。解雇する中国の従業員数については公表していない。

同スポークスパーソンは、「他の地域でAIコンピューティングの需要が増加していることを考慮し、グラフコアは世界中の顧客と協力し、高性能で効率的なGPU(画像処理装置)の代替品の需要に応える」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
EUが対中貿易の見直しへ。中国製品の大量流入と貿易赤字の拡大を受け、欧州委員会は「持続不可能」との認識を示し、産業保護策の強化を検討している
英国や欧州各国の電子パスポートに使われる中核部品を供給する仏企業が、米国の輸出規制対象となった中国資本と関係していることが分かった。英政界や専門家の間では、偽造リスクや供給網の安全性を懸念する声が出ている
ノルウェーで「国内で最も美しく、最も高価な公衆トイレ」として知られる建築作品が、中国共産党によるスパイ活動への利用が懸念されるとして、当局により閉鎖された。