レゾリュート・ドラゴン2023、日本全土で実施
中国人民解放軍による台湾と日本周辺での執拗な武力誇示は、日本の自衛隊と米国海兵隊が毎年実施している「レゾリュート・ドラゴン」演習の緊急性を高めた。
10月14日から31日にかけて行われた実動演習は、7,300人の部隊を動員し、前回の2倍以上の規模となった。 レゾリュート・ドラゴン2023は、合同軍の指揮統制、精密射撃、マルチドメイン機動能力を向上させた。 参加者は、九州および沖縄県で島嶼防衛の戦術と医療避難を訓練した。
中国人民解放軍は、米国議会代表団が台湾を訪問した2022年8月以来、台湾周辺での上空・海上作戦を強化している。 台湾が中国の一部であったという史実はないにもかかわらず、中国共産党はそれを主張し、武力で台湾を併合すると脅している。 日本と米軍はこれに対し、東シナ海の台湾に面した島々で防衛力を強化するための準備と演習を行なってきた。
関連記事
2026年度予算案で防衛費は過去最大の約9兆円超。スタンド・オフ能力や無人機、次期戦闘機開発を促進し、組織改編や処遇改善も盛り込まれた。
23日、海上保安能力強化に関する関係閣僚会議が開催。尖閣周辺等の緊迫した情勢を背景に、大型巡視船や無操縦者航空機の増強、自衛隊や同志国との連携深化など、日本の海を守り抜く重点方針を確認した
中共の軍事的圧力が強まる中、日本の防衛政策が転換点を迎えている。国会は史上最大規模の防衛予算を可決し、防衛費をGDP比2%に前倒しで引き上げた。戦後続いた抑制路線からの変化が鮮明になっている
高市総理は自衛官の確保を「至上命題」と位置づけ、創設以来初となる俸給表の独自改定前倒しを指示。過去最高の給与水準や再就職支援の強化を柱に、自衛官が誇りを持てる新たな生涯設計の確立を図る
防衛省は12式地対艦誘導弾能力向上型の米国での発射試験に成功し、本年度中の開発完了に目途を付けた