上岡龍次コラム
欧米がイスラエルによるガザ空爆を黙認する理由と漁夫の利を狙う習近平
ガザ地区からハマスがイスラエルへ奇襲攻撃を行い中東情勢が一気に悪化した。中東はハマスとイスラエルの対立だけではなく中東に駐留するアメリカ軍基地も親イラン派武装勢力からの攻撃を受けている。アメリカは空母打撃群や防空部隊などを中東に追加配備することで対応に追われアメリカとイランの関係も悪化した。
中国は中東情勢の悪化を見ながらも台湾・フィリピン・日本との対立を続けており、結果的にアメリカとの軍事衝突も意に介さない態度を示した。中東情勢の悪化は海上交通路を遮断し世界経済を悪化させるリスクが有るが中国は現実を見ない外交を続けている。
結論から先に言えばハマスは習近平にハイリスク・ハイリターンの結果を与えている。最悪の場合は習近平の政治生命を断つが成功すれば世界で最も利益を得る立場になる。
関連記事
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた
トランプ政権が難航するCDC局長人事で指名したシュワルツ氏。巨大保険会社の幹部歴を持つ彼女は、コロナ禍の「負の遺産」を隠蔽するのか、それとも真相究明に動くのか。組織改革と利益相反の狭間で揺れる米公衆衛生の核心に迫る
ある冬の夜、一頭の牛の最期に立ち会った牧場主の告白。「効率」や「平等」という言葉では片付けられない、命を背負う責任と、過酷な現実に立ち向かう「男らしさ」の本質を紹介する
AIがもたらす「豊かさ」は、しばしばインフレを過去のものとし、貨幣さえ意味を失わせる未来像と結びつけて語られる。だが、その見方はあまりに楽観的だ。AIが供給力を押し上げても、価格も貨幣も、そして経済の摩擦も消えはしない
イランは反撃されることはないと過信し、代理勢力を通じた挑発を続けてきた。しかし、トランプとネタニヤフという「ルールを厭わない」指導者の登場が、その慢心を打ち砕く。軍事拠点を破壊され窮地に陥るイランの誤算を暴く