写真は2023年8月2日、洪水で水没した河北省涿州市の様子。(STR/AFP via Getty Images)

「人為的洪水」から2カ月 いまだ届かぬ被災者への救援=中国 河北

7月末から8月はじめにかけて、中国の河北省などを襲った洪水から約2カ月が経った。しかし、中国当局が約束した経済的補償をまだ受け取っていないという被災民も多い。

特に被害が大きかった河北省では、涿州市や覇州市などの街がまるごと水没するなど、甚大な被害が出た。しかも、その多くが夜であったため、住民が避難することは極めて困難であった。

7月末、台風5号の影響により、河北省、北京市、天津市を中心とする北部中国で豪雨が続いたことは事実である。しかし、中国当局が今もいう「降雨による自然災害」という主張には、国民の批判や責任追及を何としても回避したい中国当局の「ごまかし」があると指摘しなければならない。

▶ 続きを読む
関連記事
「行政はみんな知っていた」。中国でまた「現代の奴隷」のような実態が発覚。身元不明の障害者は、廃品回収場で長年働き、トラックの荷台で暮らしていた
中国で「バス離れ」が加速。利用者は激減で、各地で運休が相次ぐ。今では人も荷物も運ぶ
中共の官製メディアが毛沢東時代の「三大改造」を相次いで称賛。専門家は、経済低迷に直面する中共が新たな「公私合営」を画策し、民営企業への強権的な締め付けや資産収奪、さらには台湾有事を見据えた戦争準備のシグナルを発していると警告
17年間教壇に立つ中国の高校教師が「子供たちの目から光が消えた」と涙で訴えた
中国で6歳で視力を失った少年が障害者向け大学入試で全国1位に。13年後に実らせた努力が、多くの人に希望を届けている