イメージ画像。北京にある人民大会堂。ここでは、全国の人民代表が集まって、完全に「形骸化」した民主主義が行われる。(NOEL CELIS/AFP via Getty Images)

内部告発した直後に受けた「殺害予告」 誰がリークしたのか?=中国 山西

今月27日、SNSに流出した「殺害予告」をほのめかす脅迫の録音が物議を醸している。

この「殺害予告」は、山西省孝義市の姜貝さんが、腐敗取り締まり部門である「紀律検査委員会」で地元のある企業家に関係する「問題」について、内部告発をした直後に受け取ったという。

その録音のなかで、脅迫者は「おまえ(姜さん)が密告した時間や詳しい内容まで、こっちは全て掌握しているぞ」と伝えたうえで、「こっちのボスは力がある。密告者を殺すのは、アリを踏み潰すのと同じくらい簡単だ」「死にたくなければ、おまえがやったこと(密告)の影響をすぐに消せ」と要求した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。