7月に入ってからの中国経済は、回復の兆しが見えず、落ち込みが顕著だ。不動産の売上や輸出入の取引は大きく落ち込んでいる。写真はイメージ (Photo credit should read JOHANNES EISELE/AFP via Getty Images)

CPIとPPIが同時下落 中国経済は深刻な後退局面(1)

 7月に入ってからの中国経済は、回復の兆しが見えず、落ち込みが顕著だ。不動産の売上や輸出入の取引は大きく落ち込んでいる。

最近発表された7月の中国のCPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)は、驚異的な下落を記録している。国際的には、CPIとPPIの同時下落は、経済がデフレに陥っていることを意味する。

中国経済がデフレに陥っているのか、あるいはもっと深刻な問題が存在しているのかは不明だ。このような状況の中、中国の経済や社会の動向がどのような方向に進むのかが注目される。

▶ 続きを読む
関連記事
ホルムズ海峡の緊張が続く中、中共当局は封鎖解除を強く求めている。背景には原油の大半を中東に依存する構造があり、米軍の封鎖強化で供給不安が現実味を帯びる。内需低迷も重なり、経済への打撃回避が急務となっている
4月の中国による米国からのエタン輸入量は80万トンに達する見込みで、過去最高を更新する。この数値は通常の平均水準を60%上回る
中国での販売不振を受け、日本第2位の自動車メーカー、本田技研工業は広州と武漢の2つのガソリン車工場を閉鎖し、中国における年間生産能力を72万台に削減する。
中国が「レアアース」を外交の武器とする戦略の限界を分析。その優位性は技術力ではなく、環境破壊や低賃金という犠牲の上に立つ危ういものだ。西側の供給網再構築が進む中、中国の地政学的脅迫は通用しなくなる
中国の2026年成長目標引き下げの裏側に迫る。不動産不況や人口減少、統計データの不透明さを専門家が鋭く分析。公式発表の「5%成長」という数字と、冷え込む民間経済の乖離から、中国経済の真の実態を浮き彫りにする