体育館の屋根崩落に巻き込まれたチチハル市第34中学校の女子バレーボール部。みな元気な中学生だった (中国のSNSより)

「やはり人災か?」中学校体育館の屋根崩落事故 当局は世論誘導に躍起=中国 チチハル

黒竜江省チチハル市の中学校で23日、体育館の屋根が崩落する事故が起きた。崩落時に体育館内で練習をしていた女子バレーボール部の生徒や教員らが下敷きになり、これまでに11人の死亡が確認されている。

体育館の屋根全体が、そっくり抜け落ちた。館内にいた生徒は、避難するひまもなかった。この信じ難い事故をめぐり、民間では「おから工事(手抜き工事)」の疑惑が噴出するとともに、地元当局に対する責任追及の声が高まっている。

日に日に高まる厳しい世論を前に、中国当局は事故関連の投稿を削除している。複数の代表的な官製メディアは性的暴行事件で服役中の人気ポップスター、クリス・ウー関連のニュースを大々的に報じている。クリス・ウーはカナダ国籍の華人歌手で、この話題は、一度ホットリサーチのトップにランクインするほどの「熱度」に押し上げられていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のAI企業「覓熵」が、中東の米軍基地や空母の動向をリアルタイムで公開し、物議を醸している。商業衛星データをAIで解析し、軍事レベルの機密に近い情報を発信する同社と、中国軍との不透明な関係を追う
米CIAによるSNSを駆使したスパイ勧誘動画が、中国共産党内部を揺るがしている
記者会見で米メディアが「中国は『米中共同統治』(G-2)枠組みを受け入れるか」と質問した。王毅外相は「大国共同統治」の論理には同意せず、「平等で秩序ある世界多極化の構築」は各国の共通の責任であるべきだと述べた。専門家は「中共は怯んだ」と分析している
中共の官製メディアは、ロシア・ウクライナ戦争と比べても、米軍によるイランへの軍事攻撃の報道を低調にとどめている。特にハメネイ師の暗殺や、イラン市民が体制転換を求める動きについてはほとんど報じていない。イラン情勢と中国国内の現況を重ね合わせてたくないとの思惑があると指摘されている
海外メディアの報道によると、今月末に予定しているトランプ米大統領の訪中は、首都・北京のみで行われ、他の都市への日程は組まれない見通しとなった。関係筋は、トランプ氏の日程が極めて限られていることに加え、安全面の配慮が主な理由だと説明している