2023年6月20日、ベルリンの首相官邸で行われた独中経済協議に出席するドイツのオラフ・ショルツ首相(左)と中国の李強首相(Photo by Tobias SCHWARZ / AFP) (Photo by TOBIAS SCHWARZ/AFP via Getty Images)

李強首相が訪独中 独情報機関がショルツ首相に中国スパイ活動に警鐘を鳴らす

6月20日、中国の李強首相はドイツのオラフ・ショルツ首相との会談で、両国間の協力と人的交流の強化を主張した。しかし、この日にドイツの情報機関が公開した報告書は、中国共産党(中共)による経済と科学のスパイ活動がドイツにとって最大の脅威であると強調していた。

ドイツ連邦憲法擁護庁(BfV)が20日に発表した報告書では、中国の国家保安部がドイツの政治、経済、科学の情報や、ドイツ在住の中国の反体制派の情報を積極的に収集しようとしていると警告している。

さらに、外国の情報機関がドイツをますます標的にし、スパイ活動、サイバー攻撃、偽情報の発信などが「深刻な脅威」を形成していると指摘。特に中国とロシアからの活動に警戒を呼びかけた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党がミサイル生産を急加速させている。ブルームバーグの分析によると、2025年には関連企業の売上が大きく伸び、供給網に関わる上場企業は少なくとも81社に上った。米国が中東でミサイルを消耗する一方、中共は台湾有事やインド太平洋での衝突を見据え、備蓄と生産体制の拡大を進めている可能性がある
海外報道によると、アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアが秘密裏に対イラン軍事行動に加わっていた可能性がある
EUが、米国主導の技術サプライチェーン安全保障構想「パックス・シリカ」への参加をめぐり、米国と協議を進めている。半導体やAIを支える供給網の安全確保を狙うもので、中共への依存低減に向けた米欧連携が一段と強まる可能性がある
5月12日、イギリスのスターマー首相は、党内から退陣圧力が強まる中、閣議を開いた。これまで少なくとも3人の閣僚が辞任を表明した
米中首脳会談が迫るなか、米側はトランプ大統領の北京滞在中の警備体制を強化している。すでに約70台の警備車両と12機の輸送機が北京に到着したという。評論家は、米政府が中共の政治環境と安全上のリスクに強い警戒感を抱いていると指摘