2023年3月29日、米ニューヨークの宿泊ホテル外で支持者らからの歓迎を受ける台湾の蔡英文総統。(蔡総統の公式ツイッター『@iingwen』より)

台湾・蔡総統の米国経由に「中国政府お雇い」の抗議団体 スローガン常套句を間違えて「恥さらし」=ニューヨーク

台湾の蔡英文総統が中米訪問の経由地である米ニューヨークに到着した現地時間3月29日、その宿泊ホテルの外には「歓迎」と「抗議」の両陣営が道路を挟んで対峙した。

地元警察が秩序維持に当たるなか、蔡総統がホテルに到着すると、支持グループは手持ちサイズの台湾や米国の国旗などを振り、「歓迎」の横断幕を掲げて、「頑張れ台湾!(台湾加油)」などと歓声を上げた。

いっぽう、道路を挟んだ向かい側には、中国国旗を振り、蔡氏を罵るプラカードなどを掲げた抗議グループが陣取り、騒がしく罵声を上げている。

▶ 続きを読む
関連記事
宏福苑火災の発生後、警報システムや工事監督の在り方を問う声が強まっている。しかし、独立調査を求めた学生の拘束や大学内掲示の封鎖など、市民社会の活動に対する制限も目立ち始めた。火災対応を通じて、香港の統治や言論環境に変化が見られる
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている