2023年2月24日、米国連邦議会議事堂 (Madalina Vasiliu/The Epoch Times)

「一帯一路」構想には数兆ドルの融資…中国の「発展途上国」取り下げ法案 下院で可決

米下院は27日、中国の世界貿易機関(WTO)における「発展途上国」の地位を剥奪する法案を可決した。著しい経済成長と遂げた中国が「発展途上国」の地位を利用し、優遇融資やその他の経済的恩恵を受けることを阻止する狙いだ。

ヤング・キム議員などが提出したこの法案は、中国共産党が国際条約、協定、組織において、発展途上国に与えられる優遇措置を一切受けられないようにする。20人の議員が投票棄権したものの415対0で可決され、今後、上院での審議に移される。

キム氏は議場で「中国共産党は、『一帯一路構想』として知られる債務の罠外交の一環として、途上国のインフラプロジェクトに数兆ドルを費やしているにもかかわらず、国際機関に自己申告し与えられた発展途上国の地位を悪用している」と指摘、中国の途上国優遇停止を訴えた。

▶ 続きを読む
関連記事
米議会で提出された、チベットでのジェノサイド認定を求める超党派法案と、トランプ氏によるジミー・ライ救出への意欲を報じる。中国の弾圧に対し、米国が人権と経済の両面からどう対峙すべきかを問う解説記事
米連邦準備制度理事会(FRB)のトップ交代に向けた手続きが前進した。米上院は5月11日夜、ケビン・ウォーシュ氏のFRB議長就任に向けた動議を可決
ヴィクター・デイヴィス・ハンソン氏がイラン情勢の終焉を鋭く分析。米国の軍事的優位と経済封鎖に対し、窮地のイランが取る生存戦略とは。中間選挙を控えたトランプ政権の思惑と、激化する膠着状態の結末を予測する
イランに対する米国の経済封鎖は、間接的に中国共産党政府に圧力をかけている。アナリストらは、これはトランプ氏が習近平との首脳会談を前に、交渉の切り札(レバレッジ)を構築しているものだと分析している
石油と天然ガスの要衝であるホルムズ海峡は事実上閉鎖されたままであり、原油価格を急騰させている