中国、インターポールの国際指名手配書の発行要請数最多…台湾「越境弾圧拡大の恐れ」
国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は先月、インドのニューデリーで年次総会を開いたが、今年も台湾のオブザーバー参加を認めなかった。背景には、国際機関に高まる中国共産党の影響工作がある。台湾のシンクタンクは、ICPO「越境弾圧が拡大する恐れがある」と危惧を示した。
ICPO総会は先月18〜21日まで開かれた。これに先だち催された17日の記者会見でICPOのユルゲン・ストック事務総長は、ICPOは中国を中国の唯一の代表であり、台湾は中国の一部であるとして、ICPOの年次総会へのオブザーバー参加を認めない考えを示した。
これを受け、台湾外交部(外務省)は警察の職責よりも政治的配慮の方を優先させているとし、遺憾の意を表明した。
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