米大統領補佐官「ポスト冷戦時代は終わった」 中国との競争、今後10年が要
ジェイク・サリバン米大統領補佐官は12日、中国共産党という権威主義国家が台頭するなか、自由で開かれた国際秩序を維持できるかどうかは米国の今後の10年の行動にかかっているとの認識を示した。
バイデン政権は同日、安全保障政策の指針となる「国家安全保障戦略」を発表した。中国を「国際秩序を変える意図と能力を備えた唯一の競争相手」と位置づけ、国益を守るための包括的な方針を掲げた。
米ジョージタウン大学が主催したイベントに出席したサリバン氏は「中国は国内外において、経済、政治、安全保障、技術の各領域で非自由主義を推進し、西側と競争している」と警戒感をあらわにした。
関連記事
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供
トランプ米大統領は2日にホワイトハウスで開かれた閣議で、2026年の税還付シーズンに関税収入を財源とした「関税還元」を行う可能性を示唆した。アメリカの医療保険制度やインフレ抑制、そして次期FRB議長の人事にも言及するなど、幅広い政策課題について発言した