2017年4月21日撮影されたスプラトリー諸島のサンゴ礁(TED ALJIBE/AFP/Getty Images)

中国軍医療船、南シナ海で数千人の軍人にサービス提供 継戦能力を誇示か

中国共産党は近隣諸国と領有権を争う南シナ海の島や岩礁に多数の兵員を駐留させている。中国国営放送はこのほど、軍の医療船がパラセル・スプラトリー諸島を訪問し、「駐留する兵士・将校延べ5千人以上に医療サービスを提供した」と報じた。

駐留軍に関する詳細データを公表するのは稀であり、戦争を継続するだけの後方支援能力があることを誇示する狙いがあるとみられる。

中国中央テレビ(CCTV)は10日付で、中国軍の医療船「友好」が広東省の南部戦区海軍第1病院から医療従事者40人を乗せ、南シナ海のパラセル・スプラトリー諸島の13の島と岩礁に駐在する軍人に医療サービスを提供したと報じた。「延べ5000人以上に医療サービスを提供し、任務中に60件以上の手術を実施した」という。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のAI企業「覓熵」が、中東の米軍基地や空母の動向をリアルタイムで公開し、物議を醸している。商業衛星データをAIで解析し、軍事レベルの機密に近い情報を発信する同社と、中国軍との不透明な関係を追う
台湾の国防部系シンクタンク「国防安全研究院」の研究員によると、米とイスラエルの軍事作戦では、イランの防空体制はほとんど機能せず、「張り子の虎だった」と指摘する。専門家はその背景に中国製の防空システムに3つの弱点があると分析
イラン指導者斬首を受け、矢板明夫氏が習近平政権への影響を分析。米軍の圧倒的武力が中国製兵器の神話を粉砕し、訪中を控えたトランプ氏の「劇薬外交」が独裁者の安全を脅かす。衝撃の三重の打撃を詳報
これまで「米国はイランを攻撃できない」と断言してきた中国の学者たちの予測がことごとく外れた。恥をさらした御用学者11名の失態と、ネット上の痛烈な批判をまとめた
2026年、中国共産党軍で進行する苛烈な大粛清を分析。習近平が自ら抜擢した将官さえ次々と葬り去る異常事態は、軍の指揮系統を麻痺させている。独裁者が求める「絶対的な安全」が国家最大の危機を招く