2018年7月4日、中国・上海で中国共産党政権を批判する動画を投稿した董耀瓊は精神病院に入れられた。現在は行方が分かっていない (董さんのTwitter動画のスクリーンショット)

「墨汁女子」父親が獄中死…異見者の窮状に目を向けて 元弁護士がSNSで呼びかけ

習近平・中国国家主席の写真に墨汁をかけたとして、精神病院に入れられていた董瑤瓊さんの父親が獄中死したことをめぐり、中国の元人権弁護士はツイッターキャンペーンを開始した。異見者に対する中国共産党の弾圧を止めるためには国際的な関心が必要だと訴えた。

2018年7月、湖南省出身の董耀瓊さんはツイッターのライブ放送で、上海海航ビルの近くにあった習氏の写真に墨汁をかけて中国共産党政権を批判した。その後当局によって複数回にわたり精神病院に強制入院させられた。

父親の董建彪さんは今年9月23日、湖南省茶陵刑務所で暴行を受けて死亡した。董さんの親戚の話を受け、同省在住の民主活動家・陳思明氏がツイッターで明かした。親戚によると遺体は肛門から出血し、身体は無数の打撲痕があり、目を大きく開けたまま亡くなっていた。遺体は翌24日に火葬されたという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党の工作員が、米AI「Claude」を悪用して法輪功学習者やNTD、宗教指導者らを組織的に監視していたことがAnthropicの報告書で判明。AIの安全対策をすり抜け、大量の調査調書を作成していた実態に迫る
中国の蓄電池産業で供給過剰への懸念が強まっている。2026年上半期の新規導入は前年同期比18%減。当局は増産計画の点検に乗り出し、価格競争や業界再編、海外輸出の拡大に伴う貿易摩擦も焦点となっている
日本ウイグル協会は7日千葉市へ親書を提出し、中国共産党によるウイグルへの凄惨な人権侵害を記した書籍などを手渡した
チベットで発生した大規模な土石流で多数の死者と行方不明者が出ている。法学者の袁紅氷氏は、中共による「略奪的な資源開発」がチベットの生態環境や災害リスクを悪化させていると批判
中国の人権派弁護士、王夏紅氏が家族とともに台湾で庇護を求めた。シオン教会の弁護を担当したことで中共当局から圧力を受けており、台湾当局は一家4人に「人道的滞在」を認めた