ペロシ米下院議長は3日、台湾総統府で蔡英文総統らと面会し、共同会見を開いた。 (Photo by Chien Chih-Hung/Office of The President via Getty Images)

中国軍の実弾演習、日本EEZも範囲内 台湾国防部「地域の安定を破壊する一方的行為」

中国軍が4日から7日にかけて台湾周辺の海空域で実弾演習を実施することについて、台湾国防部(国防省に相当)は3日、「武力で意見の相違を解決し、地域の平和と安定を破壊するという中国共産党の思惑を浮き彫りにしている」と指摘した。日本の排他的経済水域(EEZ)も実弾演習の区域に含まれていることから、松野官房長官は中国に懸念を伝えた。

ペロシ米下院議長一行が2日夜に台北に到着した直後、中国共産党は台湾を取り囲むように6つの海空域を実弾射撃区域に設定した。区域は台湾島を取り囲むように設定されており、台湾側は「台湾領内への侵入であり、空海域を封鎖したも同然だ」と批判した。

台湾国防部は警戒レベルを引き上げて監視と警戒を綿密に行い、適時適切に対応する。また、戦備計画を整え「決意、能力、自信」を持って安全確保と安心獲得に努めると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
なぜ海軍ではなく海警なのか。台湾東方海域での巡航には、低コストで圧力をかける中共の新たな対台戦略が透けて見える
台湾は中共の軍事的脅威に対応するため、反艦ミサイルの配備を急ぐ。2029年初めには保有数は1800発超となる見通しだ
台湾で、患者を中国本土での臓器移植に仲介した医師の免許が取り消された。違法な臓器移植あっせんを理由とする医師免許取り消しは台湾初の事例で、医療倫理と国際的な臓器移植問題に注目が集まっている。
ホン・カオ米海軍長官代行は、トランプ政権がイラン紛争向けの兵器を優先するため、台湾への大規模な武器パッケージを延期していると述べた
トランプ米大統領は20日、台湾の頼清徳総統と電話で話す考えを示した。トランプ政権は、総額140億ドル規模の台湾向け武器売却案を推進するかどうかを検討している