2022年7月27日、半導体法案が可決した。演説する民主党の上院トップ、シューマー院内総務(Nathan Howard/Getty Images)。

米上院が半導体法案を可決 国内製造・開発に2800億ドル

米上院は27日、国内の半導体製造および開発の支援に2800億ドル規模を投じる法案を可決した。米国の国家安全保障上のリスクにつながるとし、中国軍の威圧にさらされる台湾への半導体供給の依存を下げる狙いだ。週内に下院でも可決する見通しで、バイデン大統領の署名を経て成立する。

法案は64対33で可決した。米国内の半導体開発・生産強化に向け520億ドルもの補助金と投じるほか、半導体工場への投資を促進するため、税額控除の制度を設ける。また、補助金を受け取る企業は、受取日から10年間、半導体製造で中国など安全保障上の懸念がある国に投資することを禁じる内容などが盛り込まれた。

法案について、土壇場での改変も加えられた。民主党上院トップのシューマー院内総務は、中国への生産委託で得た資金で開発された技術をメーカーが使用することを禁じる条項を削除。これにより、ハイテク企業は納税者の資金を使って、国内で半導体技術を研究・開発し、その半導体の製造を中国に輸出することが可能になる。

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