6月26日、米ホワイトハウス当局者は、北大西洋条約機構(NATO)の新たな戦略文書に中国に関する「強い」文言が含まれると確信していると述べた。写真はホワイトハウス。2021年10月撮影(2022年 ロイター/Al Drago)

NATO首脳会議、新戦略文書に中国への「強い」文言=米当局者

[エルマウ(ドイツ) 26日 ロイター] – 米ホワイトハウス当局者は26日、北大西洋条約機構(NATO)の新たな戦略文書に中国に関する「強い」文言が含まれると確信していると述べた。どのように言及するかについては協議が続いているとした。

NATOは目的と価値を定めた戦略文書「戦略概念」の新たな策定に取り組んでおり、28─30日にスペインのマドリードで開かれる首脳会議で発表する予定だ。

同当局者は、主要7カ国(G7)首脳会議に合わせて行われたバイデン米大統領とショルツ独首相の会談終了後に「両氏が中国について協議した」と明らかにし「この問題は今回の大きなテーマになる」と指摘。

▶ 続きを読む
関連記事
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている
中国欧州連合商工会議所(EU商工会議所・中国)が1日に発表した調査で、中国共産党政権による輸出規制が欧州企業の調達戦略に影響を与え、中国依存からの分散を進める動きを促していることがわかった。影響はサプライチェーンや納期、収益にも及んでいるという
これはウクライナ戦争終結を目的とする28項目の草案に対する、ロシア指導者として初めての公式な反応である。
EU(欧州連合)のステファン・セジョルネ高官が最近、警告を発した。中国共産党(中共)が世界のレアアース供給をほ […]