豪副党首、中国共産党は「最大の安全保障上の懸念」
リチャード・マールズ豪副党首は、太平洋諸島諸国で影響力を拡大する中国共産党は「最大の安全保障上の懸念」だと強調した。
スカイ・ニュース・オーストラリアに出演したマールズ氏は1日、中国が太平洋島嶼国10カ国と結ぼうとした地域的な包括的枠組みは合意には至らなかったものの「太平洋に関心を持ち続けるだろう」と警鐘を鳴らした。
中国の王毅外相は30日、訪問先のフィジーで南太平洋諸国10カ国と外相会議を行い、経済や安全保障面での連携強化する協定の締結を提案した。しかし、一部の参加国が協定への懸念を示し、合意には至らなかった。ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領は周辺国に書簡を送り、協定は中国と西側の間で新たな「冷戦」を引き起こす可能性があるとして、中国の提案に反対するよう呼びかけた。
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