スリランカ、危機的なガソリン不足 対中債務が財政圧迫
経済危機が深刻化するスリランカのウィクラマシンハ新首相は16日、国内のガソリンは底をつき、国の財政は「極めて不安定」な状況にあると述べた。国民に対して長時間停電や生活必需品不足などに備え「犠牲を払う覚悟が必要」と訴えた。
ウィクラマシンハ氏はテレビ演説で「今後数カ月は人生の中で最も困難な時期になる」と警告。生活必需品を輸入するのに外貨7500万ドルを緊急に必要としているほか、医薬品や手術器具などが深刻に不足していると説明した。
また40日以上、輸送船3隻がスリランカの海域に停泊しており、輸送代金を工面できていない状態だとした。
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