2022年4月7日、ブリュッセルで開かれたG7会合に出席したブリンケン米国務長官(左)と林芳正外相(右)(Photo by EVELYN HOCKSTEIN/POOL/AFP via Getty Images)

林氏、NATO外相会合に出席「欧州とインド太平洋地域の安全保障、切り離せず」

林芳正外相は7日、日本の外相として初めて北大西洋条約機構(NATO)外相会合のパートナーセッションに出席した。会合のなかで「欧州とインド太平洋地域の安全保障を切り離して論じることはできない」との考えを共有したという。NATOのストルテンベルグ事務総長がアジア太平洋のパートナーとの関係強化の姿勢を示したことに歓迎の意を表した。

ブリュッセルで開かれたNATO外相会合の出席について「アジア太平洋のパートナーの出席は、国際社会に対して連帯を明確に示す力強いメッセージ」となるとした。また、基本的価値を共有する同志国間での連携を強化していくことで一致した。この会合には日本のほか太平洋地域からオーストラリア、韓国、ニュージーランドが出席している。

林氏は会合で、中国はロシアによるウクライナ侵略を今なお非難していないと指摘した。ストルテンベルグ氏も同日の別の記者会見で、中国を例に挙げてロシアの侵略を間接、直接的に支持している国がいることは憂慮されるべき事態だと述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
南シナ海仲裁判断10年に合わせた14か国声明に中国が反発。日本は法の支配を重視しつつも、対話継続の必要性を強調。抗議の応酬が続く中、緊張管理と戦略的関係維持が焦点となっている
7日午後、NATO首脳会議において、日米韓の3か国の外相は、中共海軍が6日に原子力潜水艦から弾道ミサイルを発射した事態について懸念を共有。日米韓による「戦略的連携」を示し続けることの重要性を改めて確認した。
高市早苗首相とインドのモディ首相は、エネルギー、技術、防衛分野での協力を強化することで一致したと表明した。アジアの二大国は、中国への経済的依存を減らし、より強靭なサプライチェーンを構築しようとしている
7月2日、インドの首都デリーで、日本の高市早苗首相とインドのナレンドラ・モディ首相による日印首脳会談が行われた […]
高市総理はインドを訪問し、経済安保や投資連携の強化を協議する。モディ首相との会談や経済フォーラムを通じ、戦略的利益を共有。中国の威圧を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す