2021年2月3日、世界保健機関(WHO)の調査チームが中国武漢ウイルス研究所に入った際、記者らの進入を阻止する地元の警察官(HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

中国警察、海外メディア特派員の私邸訪ね…報道内容を「指図」

中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)会期中、北京駐在のスペイン大手新聞社ABCの特派員が警察官の家宅訪問を受け、報道内容の指図を受けていたことがわかった。警察の行為は「脅迫だ」と特派員はツイートした。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)16日付が報じた。

VOAによると8日、ABCのハイメ・サンティルソ記者の北京の自宅に警察官3人が訪ね、報道内容について「指示」した。当時、不在だった同氏の代わりに妻が対応したが「悪いニュースだけでなく良いニュースも含めて、バランスのとれた(全人代の)報道をするように」と要求したという。

とても「親切」に接してきたが「その核心は脅迫だ」とサンティルソ氏は語る。「ジャーナリストの記事内容に影響を与えるという明確な目的で警察官が私邸に踏み込んだ。決して一般的な行為ではない」とツイートした。

▶ 続きを読む
関連記事
1989年6月4日の天安門事件から37年となるのを前に、「北京之春」雑誌社、中国民主団結連盟、中国民主党全国委 […]
米国がAI半導体「H200」の中国向け輸出を認めた後も、中共当局は国内企業に購入禁止を続けている。専門家は、中国側が規制の隙間を突き、先端半導体や海外の計算資源を迂回利用していると指摘。ファーウェイのチップについても、宣伝色が強いとの見方が出ている
中国共産党は6月1日、技術・データ・人材の国境をまたぐ流動を伴う対外投資への審査を強化する新規則を公表。専門家は、新規則は人・技術・資金の流出を封じることを目的としていると指摘する
中国共産党による人権侵害や越境弾圧への懸念が高まるなか、米ハワイ州で「中国共産党を終わらせよう(End CCP)」と訴える車隊が巡回活動を実施した
英国拠点のイラン反体制派メディアは、流出文書をもとに、中国企業がイラン革命防衛隊による弾道ミサイル製造用化学品の調達に関与していた可能性があると報じた