2022年2月17日、北京五輪大会で演技する米国代表のアリサ・リュウ選手(Matthew Stockman/Getty Images)

北京五輪フィギュア女子の米代表と父、中国スパイの標的に…北京で「家に来て」

北京冬季五輪にフィギュアスケート女子米国代表として出場したアリサ・リュウ(劉美賢)選手と中国出身の父アーサー(劉俊)氏が、中国共産党の「秘密工作員」によるスパイ活動の標的になっていた。AP通信17日付が報じた。

報道によると、アーサー氏は昨年10月、連邦捜査局(FBI)から中国共産党による米国在住の反体制派弾圧政策の標的になっているとの警告を受けた。同氏は1989年の天安門事件に抗議後、米国に亡命していた。北京五輪を控えるアリサ選手には配慮し、伝えなかったという。

アーサー氏は昨年11月に米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)の職員と名乗る男から電話を受け、家族のパスポート番号を要求された。同氏はこれを拒否した。アリサ選手の五輪出場にあたって、少なくとも2人のボディーガードの常時同行を米国務省とUSOPCとの間で約束していたという。

▶ 続きを読む
関連記事
トロントでの神韻公演が、中共によるものと見られる爆破予告で中止に追い込まれた。卑劣な「広域弾圧」に対し、カナダの政界や著名人からは非難が相次いでいる。表現の自由と伝統文化を守るための闘いが続いている
カメルーン開催のWTO閣僚会議で、台湾代表団の査証書類に「中国の省」と表記された。台湾は地位を貶めるものとして強く抗議し、2001年の加盟以来初となる欠席を決定。中国の影響力と外交摩擦が浮き彫りとなった
米国のウォルツ国連大使は、中国が資金力を背景に国連の主要ポストを掌握し、影響力を強めていると警鐘を鳴らした。米国は巻き返しを図ると共に、台湾の国際社会への関与を強く支持する方針だ
米国に亡命した中国共産党の省級統一戦線工作部の元高官がこのほど、米メディアの取材に顔出しで応じ、統一戦線の内幕などについて明らかにした。さらに、党内では多くの人々が習近平を好んでいないものの、表向きは同調する姿勢を装っていると語った。
米太平洋陸軍司令官のチャールズ・フリン大将はこのほど、中国人が米軍基地への浸透を試みた事例があると明らかにした。基地施設内に撮影機材やドローンを持ち込もうとしたケースもあり、米側が強い警戒を示していたという